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エサレンの根っこ

 

 

前々回、バリ島での

 

エサレン®︎マッサージ資格認定コースが
 
スタートするまでを書きました。

 


私にとって1ヶ月のクラスの中で
 
最も印象に残っていて、
 
今もエサレンのセッションをやる上で
 
根っこになっている事があります。
 
 
 
それはクラスが始まって
 
初めてマッサージベッドを使っての授業の時。
 
単発の1日講習などに参加して
 
エサレンの手技を部分的に取り入れていた私は
 
エサレンらしく動こうとしたのです。
 
 
 
しかし思えば思うほど身体はギクシャク…
 
全くぎこちなく、
 
スムーズに動くことは出来ませんでした…
 
 
 
その時の相手

(韓国でかなり有名な女性のヨガティーチャー)

のフィードバックで
 
「confidence yourself=自分を信頼して」

と言われた私は
 
頭で考えることを止め
 
技術的な事を一切忘れて
 
触れる事に集中してみました。
 
 
 
すると…そこからは全く別人のように
 
ストロークが流れるようになりました。
 
 
 
エサレンマッサージには
 
ロングストロークやロッキングなど
 
特徴的なテクニックはあるけれど
 
大事なのは、自分と相手に
 
意識を向けて「触れる」こと…
 
 
 
最初、エサレンらしく動こうと思っていた時は
 
上手くやりたい、上手いと思われたい、
 
そんな思惑があったんだと思う…
 
そこには相手への意識は無かった。
 
 
 
それ以降は、
 
ただ触れる事に集中しました。
 
そうすると受け手のフィードバックも
 
肯定的なものに変わっていきました。
 
 
 
エサレンのクラス期間中、エレンが
 
私たちの身体に触れる時、
 
そのタッチはとても優しいのです。
 
それは授業では無い時でも…
 
 
 
そこには相手への愛とか敬意があって
 
それが触れ方に現れている感じ。
 
 
 
私が1ヶ月のクラスの中で学んだ
 
最も大事な事は、
 
エサレンマッサージにおいて重要なのは
 
相手への敬意や慈愛からくる
 
タッチの質だということでした。
 
 
 
ロングストロークやロッキング、
 
立体的な触れ方や深部へのアプローチ等
 
エサレンマッサージを特徴づけているテクニックは
 
色々あって、それはとても大好きですが
 
今ここに意識を向けて相手に触れる
 
タッチの質(Quality of Touch)があって
 
初めてエサレンマッサージと言えると思います。
 
 
 
私は今でも色々学びに行っていますが
 
エサレンのセッションを始める時は
 
技術的なことは全て手放して
 
ただ「触れること」に集中するようにしています。
 
 
 
その時、心にあるのは
 
相手への感謝と敬意と慈愛…
 
触れる事で「今ここ」に共に在ること。
 
 
 
頭の中は真っ白で瞑想している感じ…
 
相手の状態を手で感じながら
 
その瞬間、閃いたことを
 
触れる事で表現していく感じ。
 
 
 
だから、全てのセッションが一期一会。
 
やっている私たちも楽しいんです。
 
毎回が新たな探検な感じ。
 
 
 
現代社会は心と身体がバラバラになって
 
心が置き去りになっていたり
 
身体も部分的な疲れは意識しても
 
全体的な状態には目がいかなかったり…
 
 
 
そんな時には
 
ぜひ、エサレンマッサージを受けて
 
自分自身の身体と、
 
心を探検しにきてほしいな~と思います😊